「歯磨きしようとすると逃げる、口を開けさせてくれない、歯ブラシを見ただけで部屋の隅に逃げ込む…」
そのような状況の飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
うちの愛犬チワワも同じでした。
歯磨きシートも嫌がって口に近づけることができず、歯磨きガムだけでオーラルケアをしていた時期がありました。
愛犬が歯磨きを嫌がるので、歯磨きガムだけを与えるというケアだけ放置してしまった結果、口臭がするようになり、獣医さんに見てもらったところ、歯周病が進行しているとのことで歯を8本抜くことになりました。
本当にショックでした。
抜歯して2日ほどは、大好きだったご飯やおやつをほとんど食べることのなかった愛犬の姿は今でも忘れられません。
飼い主として、抜歯になってしまったことを悔やんでいますし、大事な愛犬に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
今ではすっかり元気ですし、毎朝、お腹が空いたら起こしに来ます。
あの後悔から、二度と愛犬につらい思いをさせたくないし、飼い主としても後悔はしたくないと思いできることを全部試してきました。
この記事では、市販のデンタルケア用品をいろいろうちのチワワに使って効果が合った商品とおすすめの商品を紹介します。
チワワが歯磨きを嫌がる理由
チワワは特に歯のトラブルが多い犬種のようです。もちろん、個体差はありますが、その理由を知っておくと、ケアの大切さが実感できます。
チワワは小型犬ですが、歯の本数は大型犬と同じ42本あります。小さな口の中に42本が密集しているため、歯垢や歯石がたまりやすく、歯周病のリスクが高い犬種です。さらに犬の歯垢は3〜5日で歯石に変わります(人間は約25日)。放置するとあっという間に歯石が蓄積してしまいます。
チワワが歯磨きを嫌がる主な理由は以下の3つです。
- 口が小さいので歯ブラシが当たりやすく、痛みを感じやすい
- 警戒心が強い犬種なので、口周りを触られるのが苦手
- 一度「痛かった」「怖かった」という記憶があると、その後ずっと嫌がるようになる
愛犬が抜歯する前、歯磨きには何度も挑戦しました。いきなり歯磨きは今振り返ると、無茶でした。
嫌がるのを無理やりやろうとしていたので、そのせいで、更に口を触られることを嫌がるようになり、歯磨きシートも嫌がりました。
無理やりの歯磨きは良くない
かわいい愛犬のために口腔ケアをしてあげたいと思う飼い主の方には、歯磨きはとても効果的な方法ですが、嫌がられる場合は無理やり歯磨きはやめましょう。犬にとって飼い主はもっとも信頼できる相手です。その相手に嫌なことをされるというのは、愛犬にとっては嬉しくないことです。
とはいえ、「嫌がるから仕方ない」と放置していると、どんどん悪循環になってしまいます。大切なのは、まずは嫌がる子でも続けられる方法を見つけることです。すぐには歯磨きができないと思いますが、徐々に段階を踏んでいけば歯磨きまでたどり着けます。そして、飼い主としても嫌がられないように磨く技術も上がってきます。
嫌がり度合いに合わせた方法をランキング形式でご紹介します。
【ランキング】うちのチワワに効いた方法
「歯磨きを嫌がる度合い」が低い順(難易度)を勝手ながらつけています。まずは1位から試してみてください。
🥇 1位:デンタルふりかけ(ごはんにかけるだけ)
難易度:★☆☆☆☆ 最も簡単・嫌がる子でも必ずできる
なぜ1位か
ごはんにかけるだけなので「嫌がる」という概念がそもそもありません。口を触る必要がゼロ。デンタルケアの最初の一歩として最もハードルが低い方法です。
ふりかけは体内にいれるものなので、オーラルケアと腸内ケアも兼ねている商品もあります。
正直な効果の感想
口臭は2〜3週間で気にならなくなりました。ただし歯垢を物理的に取る効果はほぼありません。あくまで「補助ケア」と割り切りましょう。Amazonレビューを見ていると歯石が取れたというコメントもありますが、個人的には難しいのではないかと思っています。ですが、汚れをつきにくくする効果や、雑菌の繁殖を抑える効果はあります。
こんな子に向いています
歯ブラシはもちろん、口を触るのも嫌がる子。「まず何か始めたい」という飼い主さんに。
おすすめ商品

デンタルパウダー
¥1,360
🥈 2位:液体歯磨き(水に混ぜるだけ)
難易度:★☆☆☆☆ 水飲み器に入れるだけ
なぜ2位か
水飲み器に数滴入れるだけで完了します。水を飲むたびにデンタルケアできるので、ふりかけと同じく使いやすいのが特徴です。無味無臭のものを選びましょう。
ふりかけタイプと比較すると効果としてすこし落ちるので、難易度は低いですが効果を考慮して2位にしました。
正直な効果の感想
2〜3週続けたあたりから、口臭が和らいだ実感がありました。
注意点
水をあまり飲まない子には効果が薄い場合があります。最初は少量から試して、愛犬が普段通りに水を飲むか確認してください。無味無臭のものを選びましょう。
こんな子に向いています
水をよく飲む子。デンタルふりかけと組み合わせて使いたい方。
おすすめ商品

アニハ 犬猫用液体ハミガキ
¥1,980
液体歯磨きについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶ 飲み水に入れるだけ 犬用液体歯磨きの効果・注意点おすすめ商品
🥉 3位:デンタルジェル(指につけて塗るだけ)
難易度:★★★★☆ 指で触れられる子向け
なぜ3位か
歯ブラシよりハードルが低く、指で歯茎に塗るだけで完了します。犬の口に直接触れることになるので難易度が上がります。味があるジェルはワンちゃんが舐めてくれますので、好みの味の場合は口に入れやすいと思います。
獣医さんに教えてもらったことですが、歯磨きジェルの使い方は、ジェルを歯ブラシに付けて使うのではなく、歯磨き後の清潔な歯にジェルを塗るというのが正しいそうです。ジェルの目的は歯の表面をコーティングし、歯周病菌を増やさないことだからです。すでに歯の表面に歯石や歯垢が溜まっている状態で使用しても、歯石の上をコーティングしているだけなので本来の効果が発揮されません。
正直な効果の感想
歯ブラシに慣れてもらうためのステップとして非常に有効でした。デンタルジェルの味を愛犬が好きになってくれたので、舌をだして舐めてくれるため、指にジェルをつけて口に近づけることが簡単になりました。
ジェルが付いた指で歯にもさわれるようになるの簡単にできるようになりました。
私の愛犬は、歯磨きを嫌がった状態からだったので、歯磨きジェルは大きな進歩に繋がった商品でした。
こんな子に向いています
歯ブラシはNGだが指は許してくれる子。歯ブラシへのステップアップを目指している方。
おすすめ商品

LION PETKISS 歯みがきジェル ¥456から
4位:歯磨きシート(指に巻いて拭くタイプ)
難易度:★★★★☆ しっかり拭けるが慣れが必要
特徴
指に巻いて歯の表面を拭くタイプです。指の感覚が伝わるのでチワワが受け入れやすく、歯ブラシへのステップアップに最適なアイテムです。
正直な感想
歯磨きジェルが使えるようになってから、愛犬が歯を触っても抵抗しなくなったので、歯磨きシートが役立ちました。歯ブラシよりも受け入れてくれるチワワが多いと思います。ただしチワワの口は非常に小さいので、指が奥歯まで届かないことがあります。前歯・犬歯のケアがメインで、奥歯は指ですこし触るという対応をしていました。
私の愛犬のチワワは歯磨きシートだけだと嫌がって拭かせてくれませんでした。歯磨きジェルが気に入って歯を触らせてくれるようになってから、歯磨きシートで歯が拭けるようになりました。
こんな子に向いています
デンタルジェルに慣れてきた子。歯ブラシにステップアップしたい方の移行期に。
おすすめ商品

PETKISS 歯みがきシートアップルの香り 30枚入りx3コパック
¥998
歯磨きシートの使い方についてはこちらもあわせてご覧ください。
▶ 犬用歯磨きシートで効果的な歯磨きをする方法 子犬も成犬も
番外編:デンタルガム(噛むだけ)
難易度:★☆☆☆☆ 効果は補助的
特徴
愛犬が喜んで噛んでくれる手軽なアイテムです。噛む動作で歯の表面の汚れをある程度落とす効果があります。
正直な感想
喜んで噛んでくれますが、歯磨きの「代わり」にはなりません。奥歯の歯垢除去は難しく、あくまで補助アイテムとして使いましょう。また与えすぎると消化不良になることがあるので要注意です。
こんな子に向いています
他の方法と組み合わせて補助的に使いたい方。ご褒美として歯磨きの後に与えるのもおすすめです。
おすすめ商品

ライオン ペットキッス PETKISS 犬用おやつ 食後の歯みがきガム
¥599
歯磨きガムで消化不良になった体験談はこちらをご覧ください。
▶ 犬の歯磨きガムが消化不良起こす原因と対策とおすすめ歯磨きガム
歯ブラシに慣らしたい方へ【3ステップで進める方法】
歯をさわれせてくれるようになってから、歯ブラシへのステップアップにも挑戦してみましょう。ブラシですこしさわれるだけでかなりの進歩です。焦りは禁物です。ゆっくり進めるのがポイントです。
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Step1(1〜2週間):口周りを触る練習
まず口の周りを優しく触ることに慣れさせます。触れたらすぐにおやつをあげて「触られると良いことがある」と覚えさせましょう。 -
Step2(2〜4週間):デンタルジェルを指につけて塗る
3位で紹介したデンタルジェルを指につけて、歯や歯茎に優しく触れます。10秒触れたらOKです。「ジェル=おいしいもの」と認識してもらうのが目標です。 -
Step3(1ヶ月〜):歯磨きシート→小型犬用歯ブラシへ
シートに慣れたら、小型犬専用の歯ブラシを導入します。チワワは口が非常に小さいので、必ず小型犬用または子犬用の小さなヘッドのものを選んでください。
歯ブラシでの歯磨きはいきなりはできませんでした。歯ブラシが合わないのだろうと思って買い替えたりしましたが、そもそも異物が口に入るのを嫌がっているので苦労しました。私の愛犬の場合は、歯磨きジェルの味を好んでくれたのが大きく、それで歯を触らせてくれるようになったことの延長として歯磨きまでたどり着きました。
嫌がったら、迷わず前のステップに戻ってOKです。「昨日できたのに今日できない」という日があっても普通のことです。焦らず続けることが一番大切です。
13歳になった今、続けているケアの話
歯磨きは毎日行っています。しかしながら、きっちりは磨けていません。歯磨きシートで歯を拭いて、少し、ブラシでさっと上と下の歯を磨く感じです。その後、歯磨きジェルを塗っています。
自分の歯磨きのように、ブラシで磨いて歯間ブラシやフロスを使って歯の間の汚れをとるような、しっかり磨けているという感覚は正直ありません。ですので、回数でカバーしたいと思っており、1日に2〜3回同じことを繰り返しているのが現状です。じっくり歯を見させてくれませんが、歯石はついていません。
完璧にはできていないけれど、続けることが大事だと実感しています。
まとめ:嫌がり度合い別おすすめはこれ
チワワの「嫌がり度合い」別におすすめの方法をまとめます。
- 口を触るのも嫌がる子 → まずデンタルふりかけ+液体歯磨きから。触らなくていいので必ずできます。
- 少し触れる子 → デンタルジェルからスタート。味があるものだと受け入れてくれやすいです。
- なんとか磨ける子 → 歯磨きシート→歯ブラシへ挑戦。小型犬用ブラシを必ず選んでください。
大切なのは「完璧にやること」より「続けること」です。できる範囲から始めて、少しずつステップアップしていきましょう。
この記事で紹介した商品はこちらからご確認いただけます。
