チワワの抜け毛がひどい おすすめの対策方法

屋内で犬と生活されている方にとって愛犬の抜け毛は気になることの一つではないでしょうか?
愛犬の抜け毛は生理現象で季節の変わり目や換毛期にはその量がかなり増えることがあります。
その中でもチワワは抜け毛が多い犬種です。

家には可愛いチワワがいますが抜け毛が多かったのですが、毎日のちょっとしたことで幾分か改善してきました。

チワワは抜け毛がすごい犬種

チワワにはロングコート・スムースコートの2種類がいます。
どちらも「ダブルコート」と言われる被毛の種類で、抜け毛が多い犬種です。

スムースコート チワワ


スムースコートのチワワは、短くて滑らかな毛を持ち、手触りが絹のように滑らかです。
このタイプは毛の手入れが比較的簡単で、週に数回のブラッシングで十分です。
抜け毛が少ないわけではありませんが、毛が短いため、家の中に毛が飛び散る量は少なめです。

ロングコート チワワ


ロングコートのチワワは、長くて柔らかい毛を持ち、毛がふわふわとした外見をしています。このタイプの被毛は絡まりやすく、毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングが必要です。ロングコートのチワワは見た目が華やかですが、美しい被毛を保つためには定期的な手入れが欠かせません。

被毛の種類

2種のチワワですが、どちらも「ダブルコート」と言われる被毛の種類です。
ダブルコートとは「皮膚を保護する役割」の毛と「体温調節の役割」の毛を両方もつ犬種のことです。
ちなみに、「皮膚を保護する役割」のみを持つ犬種を「シングルコート」と呼びます。
ややこしいので表にまとめますと以下のようになります。

名称 役割
オーバーコート 皮膚を保護
アンダーコート 体温調節
名称 毛のタイプ役割 特徴
シングルコート 皮膚を保護 抜け毛が少ない
ダブルコート 皮膚を保護と体温調節 抜け毛が多い

抜け毛の量は個体差がありますが、ダブルコートは犬種はチワワに限らず抜け毛は多くなります。

チワワの抜け毛が多くなる時期

チワワの被毛は成長サイクルを持っており抜け毛の発生に関係しています。
被毛の成長サイクルは、成長期、退行期、休止期という3つのフェーズからなります。成長期は毛が積極的に伸びる時期であり、チワワの被毛がふさふさとした状態になります。退行期は毛の成長が止まり、毛根が徐々に縮んでいく時期です。休止期に入ると、毛は抜け落ち、新しい毛が成長を始めます。

換毛期

チワワはダブルコートの犬種で、春(5〜7月)と秋(9〜11月)の年2回、換毛期と呼ばれる時期に抜け毛が多くなります。換毛期は毛が生え替わる時期で、古い毛が大量に抜け、新しい毛が生え替わります。春は夏の暑さでも過ごしやすいように、冬毛が抜けて密度の少ない夏毛が生えます。秋は冬の寒さでも体温が奪われないように、夏毛が抜けてふわふわとした保温性の高い冬毛が生えます。このサイクルを繰り返すことで、季節ごとの気温や湿度の変化に対応しているのです。換毛期に抜け毛が多くなることは生理的な反応なので心配する必要はありません。

チワワの抜け毛の対策方法

抜け毛が多いチワワですが抜け毛をほっっておくと愛犬にとっても飼い主にとってもよくありません。放っておくとノミやダニの温床になったり、愛犬の皮膚トラブルの原因にもなります。
抜け毛の対策は、愛犬の健康面においても重要なことです。以下には効果的な対策方法を紹介ます。

ブラッシング

抜け毛対策の基本でありもっとも効果があるのは毎日のブラッシングです。
使う器具にもよりますが、愛犬が嫌がらないもので体を傷つけないものを使いましょう。

個人的にかってよかった製品

SanMori ペット用 痛くない ヒーリングスリッカーブラシ
¥1349
スリッカーブラシは絡まった毛束や毛玉をほどいてときほぐしたり、ムダ毛や抜け毛、余分なアンダーコート(皮膚に近い柔らかい毛)を取り除いたりします。
こちらの製品をかって、肌を傷つけないようにやさしく毎日ブラッシングしています。
30秒程度を1日2回程度行っています。
毎日すごく毛がとれますが、ブラシにからみついて、からみついた毛はワンプッシュで簡単に捨てることが可能で便利です。
ブラシは種類によっては、小型犬用・中型犬用・大型犬用で大きさが異なります。

シャンプー


定期的にシャンプーを行うことで、抜け毛を改善することができます。1ヶ月に1~2回が推奨されていますが、愛犬の体調や年齢によって異なりますので、無理はさせないようにしましょう。

ファーミネーター


ファーミネーター 小型犬 S
¥4,045
「ファーミネーター」は、犬の抜けかかっている毛を優しくなでるだけで簡単に取り除くことができる便利なブラシです。
通常のブラシとはちがって、スリッカーブラシやコームでは取り除けない下毛を取ることができます、抜け毛と抜けかけている毛を、最大90%取り除くことができます。
ファーミネーターでブラッシングすると、かなり毛が取れてますが、やりりすぎると地肌が見えるくらい毛が薄くなってしまったり、また皮膚をきずつけてしまうこともあるので、
1週間に1度程度、使うようにするのがいいかともいます。

洋服(番外編)

洋服は抜け毛対策にもなりますが、愛犬のケアというよりもは、飼い主が部屋に抜け毛を落とさせないための対策です。
服を着せっぱなしにすると被毛と洋服が擦れて、被毛が切れたり傷んだりすることがあります。洋服によっては通気性もわるいため皮膚トラブルの発症や悪化を招くこともあります。
洋服を着せ続けないように気をつけましょう。特に温かいときは着せないほうがいいと思います。

チワワの抜け毛の原因

チワワの抜け毛にはさまざまな原因があります。抜け毛が多いと心配になるかもれませんが、原因を知っておけば、対応もちがいますんので、愛犬の抜け毛の状態をみながら、判断しましょう。

季節の変わり目と換毛期

チワワを含む多くの犬種では、季節の変わり目に大量の抜け毛が発生します。特に春と秋には、冬毛から夏毛、またはその逆に切り替わるため、抜け毛が増えることがあります。この時期は「換毛期」と呼ばれ、新しい毛が生えるために古い毛が抜け落ちます。
抜け毛が多くても、生理現象なので気にする必要はありません。

栄養不足や食事の質

チワワの被毛の健康は、食事の質に大きく依存しています。栄養が偏っていたり、必要な栄養素が不足していると、被毛が弱くなり、抜け毛が増える原因となります。特にオメガ3脂肪酸やビタミンEなどの栄養素は、被毛の健康維持に重要です。年齢とともにドッグフードもかわってきますので、そのときにあった高品質なドッグフードを選び、必要に応じてサプリメントを追加することで栄養不足にならないように食べ過ぎにならないようにしましょう。

ストレスと環境の変化

ストレスや環境の変化も抜け毛の原因となります。チワワは環境の変化に敏感で、新しい家への引っ越し、大きな音、家族構成の変化などがストレスとなり、抜け毛を引き起こすことがあります。ストレスを軽減するためには、安心できる環境を提供し、適度な運動や遊びを取り入れることが大切です。リラックスできるスペースを確保し、定期的に愛情を注ぐことで、チワワのストレスを軽減し、抜け毛の発生を抑えることができます。

健康状態(皮膚病、寄生虫、ホルモン異常など)

チワワの健康状態は抜け毛に大きく影響します。皮膚病や寄生虫(例えばノミやダニ)、ホルモン異常(甲状腺機能低下症など)は、異常な抜け毛を引き起こすことがあります。これらの健康問題が原因である場合、被毛が薄くなったり、斑状に抜けたりすることがあります。定期的な健康チェックと獣医の診察を受けることで、早期に問題を発見し、適切な治療を行うことが重要です。
これらの要因を理解し、適切な対策を講じることで、チワワの抜け毛を効果的に管理し、健康で美しい被毛を維持することが可能です。